【資格取得のすゝめ】資格ゼロから24年間で44個の資格を取ったら起きた出来事

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「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」

人は生まれながらに平等であるという意味で、福沢諭吉の「学問のすゝめ」からの引用です。しかし、人は生まれながらに平等とはいいつつも、運や努力次第で格差が広がっていくのが資本主義社会。

この格差をできる限り解消するためには、自分の強みを持つことが必要です。その強みを持つ手段の一つとして、資格の取得をおすすめさせて頂きます。

この記事では24年間で44個の資格を取得した経験を踏まえ、資格を取って良かったこと、資格を取ったらどうなったのか、また失敗談などをお伝えさせて頂きます。

結論から言いますと、資格を取って良いことばかりが起きました。本ページはアフィリエイト広告を利用しています。

資格を取ろうと思ったきっかけ

私が社会人として働き始めたのは、バブル崩壊直後の1996年頃。

就職活動はとても難しい時期でした。これと言った学歴や免許や資格もなかったため、初めはフリーターとして働き出しました。特に学歴や経験を重視しない「警備員」のアルバイト、時給850円。それなりに努力して働いて1年後に昇給し、時給864円。

この生活には満足していたものの、やはり将来のことを考えると、もう少し稼げるようになりたい。そこで思いついたのが、自己啓発としての資格取得でした。資格を取れば万能とは思いませんでしたが、何かのきっかけになるような気がしていました。

警備員として最初に取得した資格は「防災センター要員、防火管理者、危険物取扱者乙種4類」の3種類。資格取得にかかった費用は教材費、講習費、受験料で総額5万円程度、もちろん全額自費です。

資格取得後、アルバイトしていた会社ですぐに社内試験があり、努力が認められて正社員としての採用が決まりました。学歴や華々しい実績がなくても「資格」があれば相応に評価される。そう実感した瞬間でした。

自己肯定感が低かった当時の自分にとって、自分が評価されたことが嬉しく、次第に資格の沼へとハマっていきました。

取得した資格一覧

それでは、これまで24年間で取得した資格を公表します。

リンク先はその資格の説明や取得方法ですので興味のある方はご参考にして下さい。

【不動産系】4種類

宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、競売不動産管理者

【電気系】3種類

第一種電気工事士第二種電気工事士、認定電気工事従事者

【建物管理系】12種類

建築物環境衛生管理技術者、衛生管理者(第一種・第二種)、第三種冷凍機械責任者、ボイラー技士二級、建築設備検査資格者、特定建築物調査資格者、エネルギー管理員、特定化学物質作業主任者(石綿作業主任者)、酸素欠乏・硫化水素作業主任者、有機溶剤作業主任者、屋外広告物講習

【消防系】21種類

消防設備士(乙種1~7類)、消防設備点検資格者(第1種・第2種)、危険物取扱者(乙種1~6類)、防火設備検査資格者、防火管理者、防災管理者、防災管理点検資格者、防火・防災管理教育担当者、自衛消防業務講習

【趣味系】2種類

JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター、第四級アマチュア無線技士

【運転免許】2種類

普通自動車免許、普通自動二輪免許

24年間で合計44種類

どう思います?どう考えてもやり過ぎですよね?自分でもそう思います。途中からは本来の資格を取る意義を忘れていた時期がある気もします。

取って良かった資格

この中で取って良かったものは?と聞かれれば、危険物取扱者乙種4類、第二種電気工事士、宅地建物取引士の3つの資格を挙げます。

初めての資格試験で合格し自信を与えてくれた「危険物取扱者」、自信が確信に変わった「電気工事士」、高いと思っていたハードルを越えられた「宅建士」。その資格を使ってどうこうというよりかは、その時のターニングポイントとなった資格です。

実務的に取って良かったものはと聞かれれば、「全ての資格」ですが、強いて挙げるなら「電気工事士」と「宅建士」と答えます。業務でも役に立ちましたし、その後、不動産投資をする上でも知識・技術ともに役立ちました。

資格を取って起きた出来事、自身の変化

それだけ資格取ってどうなったのか気になりますよね。

結果的に資格を取れば取るほど、資格手当や昇進などで給与は上がっていきました。年収は少なくとも同年代「40代の平均給与の502万円(2021年データ)」以上になりました。資格取得のために使った費用は、それ以上のものとなって返ってきました。

もちろん仕事をする上での知識や技術が身につきました。それと同時に責任感や自己肯定感も上がりました。最終的にはその会社で管理職にもなりました。気が付けば会社の中で一番多くの資格を持っている人になっていました。

【やる気→資格→給与→責任感→自己肯定感→社会貢献】

やる気になって、資格を取ったら、給与が上がって、責任感が増して、自己肯定感が上がり、社会的にも貢献できた。順番は人それぞれかと思いますが、相乗効果により全てが良い方向へ動きました。

「思考」→「行動」→「経験」の繰り返しで、人生は必ず良い方向に進みます。

資格を取って良かったこと

上記を踏まえ資格を取って良かったことをまとめさせて頂きます。

  • 仕事をする上での知識や技術が身についた。自信がついた。
  • 資格手当や昇給により、多くの給与をもらえるようになった。貯蓄が増えた。
  • 昇進することにより責任感が上がった。仕事に対するモチベーションが上がった。
  • 資格は一定基準を満たしていることが目に見えて分かるので、社会的信用が上がった。
  • 周りから褒めてもらえたり、頼りにされたりしたので、自己肯定感が上がった。

資格での失敗談

もちろん失敗もありました。

より難しい資格の取得を目指し、この他にも「行政書士」「電気主任技術者」も挑戦しましたが、どうやら私には手の届かないレベルの資格だったようです。合わせて1000時間以上の時間を費やしましたが、不合格という結果に終わっています。

決して無駄な時間や無謀な挑戦だったとは思いませんが、結果が出なかったことで落ち込んだこともありました。大袈裟かもしれませんが、これを超えられていたらもっと違う未来が見えていたかもしれません。

挑戦したことに後悔はありませんが、合格できなかった心残りはあります。人間は失敗する生き物です。時には失敗するときもありますが「トライアンドエラー」の精神で、まだまだこれからも挑戦を続けます。

【その他の失敗談】

ガソリンスタンド(給油所)でのアルバイトの失敗談

現在も取得した資格を生かし・・・

現在も取得した資格に関連した業務に携わっています。

また資格を通じて得た知識や技術がプライベートにおいても大変役に立っています。

今後は、これまでの経験を生かし、伝えること、教えることで社会貢献したいと考えています。

40代のおじさんからのメッセージ

資格を取得することで人生が変わります。

少なくとも私は変わりました。自分の強みが見つかりました。何かに挑戦する姿勢はカッコいいと思いますし、いずれその努力は報われます。きっとお金も後からついてきます。

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ただし、資格も万能ではありません。資格を取った後も傲慢になったりすることなく精進し、常に謙虚な姿勢でいることが大切です。母から教えられた言葉「実るほど頭を垂れる稲穂かな」その通りだと思います。

また何年もかけて難関資格を目指すのもいいですが、自分の能力より少し上のレベルに挑戦し成功する体験を繰り返すことが、私には合っていました。アドバイスとしては皆さんも自分に合った道筋で進んで頂ければと思います。

結論を申し上げますと、資格をきっかけに人としても成長できたし、それなりにお金も稼げるようになりました。資格ゼロから24年間で44個の資格を取ったら、結果的に素敵な人生が待っていました。

この記事で多くの方が資格取得を目指し報われてくれたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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