【2024年最新】おすすめビルメンテナンス系資格10選+α|ビル管理・施設管理

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ビルメンテナンス業界で働こうと思っている方、働いている方は自分の強みを持つことが必要です。その強みを持つ手段の一つとして、資格の取得をおすすめさせて頂きます。

  1. これからビルメンテナンス業界への転職を考えている
  2. 現在、ビルメンテナンス業に勤めていて、自己啓発として資格を取得したい
  3. ビルメンテナンス業でステップアップ(昇給・昇格)したい
  4. 現在の仕事が忙しすぎるため、別の業種に転職したい
  5. どんな業種でもいいので転職を考えている

そんなお悩みや、お考えはございませんでしょうか。

この記事ではビルメンテナンス業界経験24年、44個の資格を取得した経験を踏まえ、ビルメンテナンス業界で勤める上でのおすすめ資格11選をご紹介させて頂きます。

業界では必須の資格、難易度の高い資格、講習だけで取得できる資格など様々ですので、是非貴方のお役に立てて頂ければと思います。

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ビルメンテナンス業界で働く人へのおすすめ資格10選

ビルメン4点セット

ビルメンテナンス業界では、【ビルメン資格4点】セットと呼ばれている「第二種電気工事士」「危険物乙4」「二級ボイラー技士」「第三種冷凍機械責任者」の4種類の資格です。

全て国家資格で試験を受けて、取得する必要があります。

会話の中では、電工2、乙4、2ボ、3冷(でんこうに、おつよん、にぼ、さんれい)などと略されて呼ばれていることもあります。

私も全く素人の状態から、この4点セットを取得しました

第二種電気工事士

電気系の登竜門的な資格で、ビルメンテナンス業界では必須の資格です。大規模な電気工事はできなくても、コンセント交換・スイッチ交換などの作業や、電圧・電流計や絶縁抵抗計などの取り扱いなど電気に関する基礎的な技術と知識は身に付けておきましょう。

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危険物取扱者 乙種4類

常駐物件では、非常用発電機などの燃料にA重油や軽油がよく使われています。危険物取扱者の選任が必要ない物件でも、少量危険物取扱所として、その消火方法を熟知しておきべきです。

二級ボイラー技士

最近ではボイラー技士の選任が必要な物件もほとんどなくなってきましたが、やはりボイラーがどのような設備でどのような役割を身に付けておくことは大切です。

第三種冷凍機械責任者

あまり一般知名度が資格なく、ボイラー技士のように選任が必要な物件もほとんどなくなってきましたが、この資格を取得するために学ぶ「冷凍サイクル」はエアコンなどの動作原理に通じるところですので、しっかりと学んでおきましょう。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理者・ビル管理士)

通称「ビル管」や「ビル管理士」などと呼ばれる資格です。資格を取得することで、建築物衛生法に基づき、一定以上の物件の「建築物環境衛生管理技術者」として選任できます。業界では資格者が慢性的に不足気味ですので重宝される資格です。

合格率10~20%程度ですので、ビルメンテナンス業界の中では難関資格の部類になります。

第三種電気主任技術者(電験三種)

第三種電気主任技術者は、電気保安の観点から、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督ができる資格です。電気のスペシャリスト的な立ち位置の資格で、この記事の中で挙げた10種類の資格取得の中では、最も難易度が高く、合格率8%程度の難関資格です。

消防設備士 甲種第4類

多くの物件に設置されている自動火災報知設備(通称/自火報・じかほう)の工事・整備・点検ができる資格です。ご自身で点検する訳ではなく、ほとんどの物件では点検委託会社が法定点検を実施する形になっていますが、動作原理を把握しておくと、委託会社とのやり取りや、ちょっとした整備や点検の際に役に立ちます。

防火管理者・防災管理者

現場に常駐していると防火管理者と防災管理者の選任についてよく聞かれます。自身の管理している物件や入居するテナントがどのような区分(消防別表)であるか、どのような届け出が必要になるか把握する上で、必要な資格です。

建物の所有者がその物件に不在の場合や、建物管理業務の委託を受けている場合は、その物件の防火管理者・防火管理者に選任されることもあります。

この資格以降は、受講資格さえ満たしていれば、講習を受講し、修了考査(修了試験)に合格出来れば資格を取得できます。

防火対象物点検資格者

消防設備士はハード面(機器)の点検ですが、こちらの資格は、用途の実態や消防計画に基づいた防火管理の実施状況等の火災予防に係る事項などのソフト面(書面や環境などの管理状況)を総合的に点検することができる資格です。

防災管理点検資格者

上記同様に火災予防に係る事項などのソフト面(管理状況)を総合的に点検することができる資格です。物件の規模により、防火対象物点検または防災管理点検(両方の場合もある)が必要となります。

ここまでの資格が持っていれば、ビル管理業界では十分に通用する人材と言えます。知識を生かして経験を積めば、ビルオーナー・入居者・テナント・協力会社などあらゆる方面に適切に対応できます。どんな会社でも採用は間違いありませんし、現場責任者としての資質を有していると言えます。

建築・電気・管施工管理技士、宅地建物取引士、エネルギー管理士など上記より難易度の高い資格をお持ちの方・取得を目指すは、別業種への転換やステップアップを考えても宜しいかと思います。

マイクロソフトスペシャリスト(EXCEL/WORD)

パソコン系の資格を取得するなら、マイクロソフトスペシャリスト(EXCEL/WORD)がおすすめです。一定以上のパソコンスキルを持っていることが証明できるので、余裕のある方は取得を目指してみるのもいいかと思います。

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資格取得以外にも必要なこと

ビルメンテナンス業務で働くためには、資格も大切ですが、一般的なコミュニケーション能力も必要です。

物件の運営を円滑に進めるために、社内の人間(上司、同僚、後輩)、入居者、入居テナント、来客、協力会社、警備担当者、清掃担当者など多くの方とのやり取りが必要になります。

古くからいる防災センターで踏ん反り返って偉そうにしている「防災センターおじさん」「頑固なビルメンおやじ」では、通用しない世の中になっています。知識や技術以上に「信頼できる関係性」が必要な業界ですので、合わせてお伝えさせて頂きます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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